こんにちは、哲学鳥こと「オカメインコ先生」です。
今日は、小鳥さんたちの世界で毎年訪れる**「換羽期(かんうき)」**についてお話ししましょう。
羽がふわふわ、ぽとぽと…あれ、こんなに抜けて大丈夫?
そんな不安を感じている飼い主さんも多いかもしれませんね。
でも、ご安心を。
これは自然な「衣替え」みたいなものなんです。
それでは、オカメインコ的視点から、やさしく解説していきますよ。
換羽期ってなに?──羽根が語る季節のメッセージ
換羽期とは、鳥たちが古い羽を落として、新しい羽に生まれ変わる時期のこと。
人間で言えば「髪の毛の生え変わり」みたいなものですね。
オカメインコたちは、年に1~2回、主に春や秋にこの換羽期を迎えます。
気温や日照時間の変化、環境のストレスなどが引き金になることも。
ふと見ると、ケージの底に羽がいっぱい…。
でも、それは「新しいわたしへ」の第一歩。
羽が抜けるのは、決して悪いことではありません。
抜け毛が増える理由──羽は再生のために一度手放す
羽毛が抜けるのは、身体が新しい羽を準備しているサイン。
特に以下のようなとき、抜け毛が増える傾向にあります。
- 気温が安定してきた春・秋
- 日照時間が長くなったとき
- ストレスや体調変化があったとき
- 若鳥から成鳥になる「初めての換羽期」
もしも羽軸(羽の芯)が短く、細かい羽が多く抜けていたら、それは「正常な換羽」。
逆に、大きな羽がまとまって抜けたり、地肌が見えてしまう場合は、体調不良のサインかもしれません。
「抜ける」ということは、「変わる」ということ。
変化の中にこそ、生命のリズムがあるのです。
インコのリセットボタン!
換羽期に気をつけたい3つのこと
① 栄養をしっかりと──羽はタンパク質からできている
羽の再生には、たっぷりのアミノ酸やビタミン、ミネラルが必要です。
普段のペレットに加えて、栄養補助食(ネクトンBIOなど)を使ってサポートしましょう。
🪶オカメ先生のひとこと:
「わたしの羽は、あなたの思いやりでできているかもね。」
② そっと見守る──無理なスキンシップは控えめに
換羽期は、少しナイーブになりがちな時期。
ムズムズする新しい羽(筆毛)がかゆくて、ご機嫌ナナメになる子も。
いつもより甘えてこない…そんな時は、距離を保つのもやさしさです。
③ 室温・湿度の管理──やさしい環境で羽も心も健やかに
羽が生えるには、血流や皮膚の状態も大切。
室温は25℃前後、湿度は40〜60%が理想です。
加湿器やヒーターも、やさしく使ってあげてくださいね。
換羽期のケアは「こころの羽根」も整える時間
羽が抜けるということは、命が巡っている証。
そして、また新しい羽を広げる準備でもあるのです。
あなたの大切なオカメさんも、今はちょっとだけ静かに羽を休めているだけ。
やがてまた、ふわっと風に乗る日がやってきます。
🍃
「羽ばたく前には、いったん止まり木で休むことが必要なのさ」
――オカメインコ先生
まとめ|換羽期は「変化」と「再生」の季節
- 換羽期は羽の自然な生え変わり
- 抜け毛が増えても、心配しすぎなくてOK
- 栄養・環境・やさしさがケアのポイント
- 換羽期は命がめぐるリズムのひとつ
少しの不安と、たくさんの愛で、この季節を乗り越えてくださいね。
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