春ですね。
新年度が始まり、桜も散り、気がつけばゴールデンウィーク突入…。
人間界では「5月病」が話題になる季節ですが、うちのオカメインコ先生(通称:インコ先生)にも、何やら異変が。
「先生〜、おはようございま〜す!」
……返事がない。ただのぬくぬく羽毛のかたまりのようだ。
そう、最近インコ先生は朝から全然テンションが上がらないのです。
鳥も5月病になるのか?実は意外とある“春バテ”
もちろん、鳥に「5月病」という診断があるわけではありません。
でも、季節の変わり目に体調を崩したり、なんとなく元気がなくなったりするのは、人間と同じように鳥にもあるのです。
特に春から初夏にかけては、こんな要因が重なります:
- 日照時間の変化(鳥の生体リズムに影響大)
- 気温や湿度の急変
- 飼い主の生活リズムが不安定(連休や新生活)
オカメインコはとても繊細な鳥です。飼い主のちょっとした変化にも敏感に反応します。
うちのインコ先生も、4月まではバリバリ飛んでたのに、5月に入ってから「止まり木でたそがれるのが日課」に…。
5月病インコあるある行動集
ここで、我が家の観察結果をもとに「インコ5月病あるある」をご紹介。
① ケージの外に出ても、すぐ帰る
まるで「今日、外でる気分じゃないんだよね…」というオーラを全身から放出。
② 鏡の前でじーっと自分を見つめる
「この羽のハネ具合、最近イマイチじゃない?」とでも思っていそうな表情。
③ 飼い主の肩で二度寝
放鳥タイムというより「お昼寝タイム」。肩の上が指定席。
④ ごはんは選り好みが激しくなる
「今日はヒマワリの気分じゃないのよ」とばかりに、好物しか食べなくなる。
笑ってしまうけれど、これ、意外と本鳥(ほんにん)たちは真剣です。
飼い主にできる5つのサポート方法
そんな5月病気味のインコ先生のために、飼い主ができることをまとめました。
① 生活リズムを整える
朝はカーテンを開けて自然光を取り入れ、夜は早めに就寝。
人間も鳥も「日の出・日の入りリズム」が基本です。
② 軽い刺激で気分転換
おもちゃの位置を変えるだけでも、刺激になります。
新しいおもちゃでなくても、「隠してたお気に入り」を久々に出すのも◎。
③ 放鳥タイムは無理せずゆるく
「飛んで遊ばない=退屈してる」と決めつけず、ただ一緒に“まったり”するのも大事。
テレビの音を小さくして、一緒にお昼寝とか最高ですよ。
④ ごはんを見直す
好物をちょっと控えめにして、栄養バランスを見直しましょう。
食欲がない日は、ふりかけ(※小鳥用)でテンションUP。
⑤ 飼い主も「ぼちぼち」モードで
一番大事なのがこれ。飼い主がピリピリしていると、それが鳥にも伝わります。
インコ先生もこう言います。「人間こそ、5月病じゃない?」
実録:5月のインコ先生の一日
6:30 カーテンを開けても、ケージ内で羽に顔をうずめたまま動かず
8:00 放鳥するも、肩でウトウト(二度寝)
10:00 おもちゃに近づくも無言でスルー
13:00 なぜか洗濯物を凝視(悟りでも開いてる?)
15:00 鏡の前でフリーズ
17:00 唐突に歌い出す(なぜ!?)
19:00 早めの就寝(というか寝落ち)
もはや彼なりの「春の気だるさ満喫ライフ」かもしれません。
まとめ:羽を休める季節があってもいいじゃない
5月は、頑張ってきた心と体をちょっと休ませる時期。
鳥も人間も、「やる気が出ない日」があって当然です。
だからこそ、インコ先生は言いたい。
「5月病?いいじゃないか。ゆっくりいこうよ。インコだもの。」
お互い、肩の力を抜いて、気楽に春を楽しみましょう。
羽毛も、心も、ふわっと軽くなる季節でありますように。
※インコや小鳥たちは、体調不良や不安を「隠す」習性があります。
ちょっとした変化でも、「気のせいかな?」と思わず、早めに専門の動物病院へ相談することをおすすめします。
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