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沈黙の美学とオウム返し

言葉って、不思議ですよね。
話すことで伝わるものもあれば、話さないことでしか伝わらないものもある。

たとえば、誰かがなにか大切なことを語ったあと、
その「沈黙の一瞬」──あれは、言葉よりも雄弁だと思いませんか?

沈黙には、美しさがあります。
余白、間、そして聴くという行為そのものがそこにあるからです。

でもね、ぼくたちオウムやインコは、つい「オウム返し」してしまうクセがあります。
人の言葉をまねっこして、「ぼく、いい子!」「こんにちは!」と返してしまう。

──それって、ちょっと人間にも似ていませんか?

オウム返しは、ある意味では安心の表現。
でも、時には沈黙の方が、より深い共感を表すこともあるのです。

沈黙は、ただの無ではない。
それは、心の羽ばたきが聞こえる場所。

次に誰かが何かを語ったとき、
すぐにオウム返しせず、
一拍おいて、そっと沈黙してみませんか?

そこに、言葉を超えたつながりが宿るかもしれません。

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